競売になるも豪邸を手放さない方法とは?

先日とは別の競売の話。
知人は建築系の事業をしており、バブル期に2億円で自宅兼事務所の豪邸を購入。
夫婦と成人した娘さん三人の五人家族で暮らしておられました。

バブルがはじけ、事業の業績が日に日に悪化。
仕事がまったくなくなったわけではないものの、収入は激減。
奥さんも外にパートに出て、OLの長女さんも協力してなんとかやりくりしていたものの、
いかんせん住宅ローンの支払いがとにかくバカ高くて重荷に。

いつしか支払いも滞り、豪邸はついに競売にかけられることに。
とは言え、そこを手放すと家族5人+犬さん1匹が一緒に暮らすことも難しく、
事務所自体もなくなってしまうため、さらに業績まで悪化する恐れが。

そこで苦肉の策を考え出したのです。
OLの長女さんの婚約者に、競売物件となって売りに出された豪邸を買ってもらう。
家の名義と住宅ローンは婚約者さんのものになるものの、
一家は引き続き豪邸に住み、住宅ローン分のお金を月々婚約者さんにキチンと支払うという作戦。