うなぎ犬さんヤリタイ放題!

うなぎ犬さんは、共有スペースに植えてあった金木犀の木を独断で切り倒しました。
秋になると、部屋の中まで流れてくるいい匂いが大好きだったのに。
「こんなんいらんやろ?」ですって。
なにをー!
そしてそこに、柿!とブルーベリー!と、たくさんの草花を植えました。
草抜きは当番制とされ、彼女が新しく何かを植えたことを知らずに芽を抜いてしまうたびに叱られました。

うなぎ犬さんは、テラスハウスの共有部分の外壁とフェンスのペンキを塗り替えようと言いだしました。
「○月○日○時、夫婦で出てきてな!」ですって。
すでに旧宅を売る決意だったアタシはあせって、
「素人がして、汚くなって売れにくくなると困るので、お金を出し合ってプロにお願いしませんか」と提案してみましたが、
「そんなお金ない」と一蹴。
住人総出でペンキを塗り、ムラとか垂れとか塗り残しとかのある外壁&フェンスが完成っ!

集合住宅において、美意識や価値観が全然違うヒトと、部分的にではあれ住空間を共有し、管理していくことは耐え難い苦痛になることもあります。
どちらが正しいかそうでないかとか、良いか悪いかとかいう話ではなく、
他人の、しかも自分にとってあり得ないようなセンスを押し付けられながら共に暮らしていくのはホンマに辛かったです、特に精神的に。
間違いなく!住み替えを強行した理由のひとつはう・な・ぎ・犬・さ・ん!の存在でした。